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あれから8年

ご無沙汰しております。

年が明けてからは、前にも増して怒涛の勢いで仕事しています(^^;

 

さて、今日は3月11日。忘れもしない、あの震災から8年が経ちました。

 

あの日、僕は根室にいました。あの震災、実は北海道も大きな被害があり、根室半島も数メートルの津波に襲われました(たしか一番ひどいところで3メートルくらいだったと思います)。もちろん、巨大な津波が押し寄せた東北の方と比べれば…というかんじではありましたが、漁業関係のお客様は大打撃を受けていましたし、根室の町もずっとサイレンが鳴って異様な光景でした(職場があった場所の隣町まで津波による避難命令が出ました)。

 

まずは、あの震災で犠牲になられた全ての方に心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

あれからの自分の人生を振り返ると、これまたいろいろなことがあったなあと思います。

 

震災から約半年後に会社を辞め、3年間無職の状態で税理士試験の勉強に専念。

たった1年半の社会人生活は、それはそれは辛いもので、毎週土曜日の夜から極度の憂鬱状態…精神的にぶっ壊れる一歩手前でした。辞めた瞬間にそれは消え失せたのですが、税理士試験も最初の2年間は全く結果が出ず、あのときは人生のどん底でしたね。

「無職で勉強に専念してるくせに受からない」これは物凄く重い事実でした。

 

それから、大学院に通いながら税理士事務所でアルバイトを始め、よく分からないうちに正社員になり、試験も不思議と毎年受かり始め、血を吐くような思いで仕事と試験と大学院をこなし、遂に税理士試験合格。

 

そうかと思えば、その翌年あっさり転職し、今の会社へ。

経理で入社したのにあれもこれもやらされ、最近は数字のことより人のことを考える時間が多くなりました。それは採用であったり、スタッフの福利厚生・教育であったりするわけですが、若干31歳(しかも無職の期間もあるので社会人としてはまだたった6年)の人間がそういった会社の中心的な部分に切り込んでいくことが出来ているのは、「この会社大丈夫!?」と感じる反面(笑)、貴重な経験をさせてもらっているなとは思います。

経理・税務という面でのステップアップには現状あまりなっていないので、正直思うところはありますが…。

 

でもまあ、「一般企業でろくに働いたこともない若造が、ただちょっと数字のことを知っているというだけで経営者にあれこれ言うのはどうなんだろう?」という疑問といいますか、一種の恐怖に怯えながらお客様に会っていたことを思えば、いつかまた税理士業界に戻るときが来たら、そのときはもうそういった思いをすることなく仕事が出来るだろうなとは思っています。

 

あと、結局のところ、僕は高校生のときから「経営」に興味があって、そのツール的な意味合いで会計・税務の世界に飛び込んだので、経営に入って行ける今の立ち位置になんだかんだ満足しているような気もします。

それに、あの一時期のどん底を思えば、「よくここまでリカバリーしたな」とも思います。社会人としてやっていく自信がまるで失われてしまっていたので。

 

と、ここまで書いて思うこと…今こうしていろいろなもののおかげで生きることが出来ているわけですが、また大きな地震が起きて、そこで人生が終わるかもしれません。実際、半年前の胆振東部地震で震度6強という地震を経験し、被災者となりました。僕はこれから「ああしたい、こうしたい」というものがいっぱいありますが、志半ばで突然命を落としてしまった方が数多くいらっしゃるということを思うと、言葉が出てきません。それと同時に、今こうしてある自身の命に対して、心から有難いと思いますし、精一杯命を燃やし続けなければという気持ちでいっぱいです。

 

今、自分の仕事は、もはや自分のためだけではなく、スタッフやその家族のためであったり、業界全体のためであったり、多くのところへ波及する可能性のあるものになりました。知識も経験もないのでまだ大きなことは出来ませんが、誠実に真っ当に向き合っていく、これが自分なりの命の燃やし方なのかなと思っています。